mikazukineko

イラスト + 日記 etc.

ムンク展〈共鳴する魂の叫び〉行ってきました!

 

こんにちは☆

 

お久しぶりの更新になってしまいました。。。

グループ展を機に関東方面へ行きましたので、

上野の東京都美術館で現在も開催中のムンク展に行ってきました!

 

ムンクといえば、あの「叫び」から誰しも狂気じみた画家という印象を持っているかもしれませんが…

「星月夜」や「庭のリンゴの木」(後で写真を掲載します!)のような鮮やかな配色の自然描写には純粋さや可愛らしさが感じられ、ムンクが大好きになりました。

 

また、もともと技巧を凝らしたものより、シンプルで余計なものを削ぎ落としたどこか抽象的なものが私は好きなので、ムンクの作風はとても参考になりました。

 

ちょうどムンクが「叫び」を描いた30代のころは精神病にかかっている時期だったため、それを乗り越えたあとの作風は美しく変化しています。

 

そんな画家の人生の浮き沈みや節目となった出来事を知ることができるのは、展覧会のよい点でもありますよね。

 

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以下美術館で購入した作品カタログより引用。

 

エドヴァルド・ムンク<1863-1944>
~ノルウェーを代表する画家~

 

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<叫び The Scream/1910年>

 

以下ムンクの残した言葉。

「夕暮れに道を歩いていたー 一方には町とフィヨルドが横たわっている

私は疲れていて気分が悪かったー 立ちすくみフィヨルドを眺めるー

太陽が沈んでいくー雲が赤くなったー血のように

私は自然をつらぬく叫びのようなものを感じたー

叫びを聞いたと思った

私はこの絵を描いたー雲を本当の血のように書いたー

色彩が叫んでいた」

 

実はこの「叫び」は、中央の人物が叫んでいるのではなく、幻聴の叫びに耳をふさいでいる姿だったのです。

この絵を見ると、なんだかわくわくするような不安を煽られるような何とも言えない不思議な気持ちになります。

興奮を表す赤やそれに反する青などいろいろな色彩がぐにゃりと表現されているからでしょうか。

 

 

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<星月夜 Starry Night/1922-1924>

 

「叫び」の約10年後に描かれた作品。

きらきらと星が光る夜空を眺めているムンク本人(下の人影がムンクのようです)。ものすごく臨場感があって、澄んだ空気の匂いが感じられます。明るくて、おとぎ話みたいで、見ていると楽しくなります。叫びとは大違い!

北欧の夜空って、とてもきれいなんだろうなぁ。意識して見たことなかったな。。

 

 

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以下ムンク展関連の写真コーナーです☆


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東京都美術館の入り口付近。肝心の絵が見えにくい(笑)

 

 

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チケットとパンフレットを並べることで大小の叫びが見られます。これってなんだか素敵…じゃないですか!?!

 

 

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クリアファイルを購入しました!

右の絵は<庭のリンゴの木 Apple Tree in the Garden/1932-1942>です。

今回の展覧会で大好きになった絵のひとつです。

緑と青の組み合わせがきれいです…。右奥に2人の人物が見えますが、とっても愛らしい…この絵がキッチンに飾ってあったらいいなーと妄想しています。なぜかキッチンに飾りたくなります。

 

 

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開いたらこんな感じ。

私はポストカード入れとして愛用しています。

 

 

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今回購入した作品カタログ。

美術展で見た絵がすべてここに詰まっています。

 

ムンクは女性を描くことでさまざまなテーマの作品を生み出しているところも特徴で、幼少期に母と姉をなくしており、またさまざまな女性との恋を通して前途多難な人生を送っていたようです。

「画家として成功するために結婚はしない」と決めていたムンクは、交際していた女性と口論になり、そののち女性の銃撃によって怪我を負い、精神面に影を落とす、、といった具合です(笑)

 

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美術展に行ったあとで!!ムンクについての新聞記事を見つけました。

大切にとっておこうと思います。 

 

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この展覧会に来る前に、ムンク展について書かれている方々のブログ記事を拝見したところ「かなり混む」とのことでして。。

覚悟して行きましたが、土曜日でしたためやっぱりすごく混んでいました。
大勢の人が2列3列になって並んで鑑賞しているような感じ。

平日の夕方は空いているみたいです。

 

まだ行っていないという方は、ぜひ一度行ってみてください!

私は自分の好んだ絵のうちの一部しか載せていませんが、もっともっとほかに多くの魅力的な絵を目にできます。

もっと時間が経ったら、あの絵のここがいい、この絵のここがいいと、私の考えはぐるぐるかわってくるのでしょうか…それもこの先とても楽しみです。

 

ここまでお読みいただき、ありがとうございました!